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句集「風楽」

「風景の日記」の俳句をとりまとめました。龍安寺

第109句:山笑う

山笑う(2010年4月18日に風景の日記に記載)
晴れの朝でした。
予報では崩れるとのことでしたので、早めに裏山の状況を見に出かけました。
雪の残る場所で水仙が芽を出していました。

いつもたくましさを感じます。
日当たりのよい場所のナニワズ(難波津)は、開花の数を増やしていました。
また、カタクリ(片栗)の花芽もだいぶ大きくなり、

開花個体の数も増えたような気がします。
もうじき開花でしょう。
そして花穂が裏山の春を楽しくさせてくれます。
花穂(カスイ)は、樹の花を指す用語のようで、

ネコヤナギのように雄花穂と雌花穂があるようです。
画像の花穂の樹の名前は不明です。
春の季語に「山笑う」があることを歳時記カレンダーで知り、

この花穂を観ていると裏山の早春の微笑みを感じます。
桜などが満開になると笑うかな、今は微笑みですね。
早春の山を擬人化した独特の季語で、好きな季語のひとつになりました。

   「故郷や どちらを見ても 山笑う」 正岡子規

山笑うを詠みこんでみたくて詠む句一句。

   「裏山や 今日も来て見て 山笑う」 北 帰航 (第109句)